“ヨコハマトリエンナーレ2011” 連携企画、および「OPEN YOKOHAMA 2011」参加事業です。
「スマートイルミネーション横浜」は、最新のエネルギー技術と都市観光とアートの融合を目指すアートプロジェクトです。震災後、更に注目される省エネルギー技術を活用し、国際的に活躍する7組のアーティストのほか、大学や商店街、市民団体などが参加し、象の鼻テラスを中心とする横浜臨海部に、イマジネーションあふれる、新たな夜景を創出します。このアートと市民の手でつくる新しい夜景づくりに、みなさんもぜひご参加ください。
会期中、8つのエリアで、新たな夜景を創出します。
■象の鼻テラス/横浜三塔(神奈川県庁本庁舎/横浜税関/横浜市開港記念会館)
《The Organic Nucleus/有機中芯的「象の鼻」》
藤本隆行+Rhizomatiks(真鍋大度、石橋素)
象の鼻テラスの内部と屋上に設置したLED照明で、テラス全体が輝くランドマークとなります。その光は、横浜三塔(キング/クイーン/ジャック)の上部階層と連動、窓から漏れる内からの光も同期して輝き、ゆっくりと時には速く明滅する揺らぎによって、有機的な演出を省エネルギーで実現します。
時間:18:00〜23:00
(c) Takayuki Fujimoto
■象の鼻パーク
《WRAPPING THE CITY LIGHTS –既存都市照明のカラーチェンジ–》
髙橋匡太
象の鼻パークの既存照明を、カラーフィルターでラッピングし、街並の色を変えるプログラムを実施します。既存の都市照明を応用することにより、消費電力量を変えずに印象的な夜景を生み出します。
時間:18:00〜23:00
(c) Kyota Takahashi
■日本大通り(ZAIM ほか)
大学参加プロジェクト《TRUNK PORT LIGHT》
筑波大学芸術学群(逢坂卓郎研究室)/多摩美術大学(森脇裕之研究室)
日本最初の近代的都市計画道路である日本大通りを舞台に、大学生たちが夜景づくりに取り組みます。「ZAIM」をひかりの発信地としてライトアップするほか、「ZAIM」から港に向けて、一般参加者のみなさまと光を運びます。
時間:18:00〜23:00
■山下公園/横浜海岸教会 ほか
《ひかりの実》
髙橋匡太
アーティストにより丸い実が描かれた果物栽培用の紙袋でLED電球の光を包みます。それぞれの実には、参加者のスマイルが描かれ《ひかりの実》が完成します。参加者の手で作った《ひかりの実》を樹木に取付け、たくさんのスマイルを実らせます。小さな光が袋によって広がり大きくなることで、少ない光源でも美しい夜景を作ります。
時間:18:00〜23:00
(c) Kyota Takahashi
※山下公園会場にて、関連ワークショップを開催します。詳細はこちら
《ひかりの実》ステーション
山下公園、象の鼻テラスに《ひかりの実》を制作するブースを設置します。
時間:18:00〜22:00
参加費:500円
※雨天の場合、山下公園は中止
■山下公園(水の階段/世界の広場 ほか)
横浜を愛する人たち85,000人以上が集うmixiコミュニティ「I Love Yokohama」の参加者たちが、キャンドル演出を行います。
時間:18:00〜21:00 ※キャンドル点火から消灯まで
■横浜マリンタワー
《Color with Sound 光と音のコラボレーション》
展望フロアでは、天井に光の色彩が表現され、その変化に音楽をシンクロさせて、光と音のコラボレーションが楽しめます。
※会期中「スマートイルミネーション横浜」の本チラシをご提示いただくと、横浜マリンタワー展望フロアの入場料を10%割引いたします。
お問い合わせ先:横浜マリンタワー TEL: 045-664-1100
営業時間:18:00〜23:00
■元町ショッピングストリート
《Motomachi Magic Hour》
LED照明やキャンドル、《ひかりの実》を活用した夜景演出を実施します。中でも18:00〜18:30の30分間には、元町ショッピングストリートの一部エリアにおいて店舗の照明や外灯を消灯するライトダウンを実施、普段とは異なる風景が生まれる《Motomachi Magic Hour》を創出します。
時間:18:00〜18:30 ※個別店舗の演出は各店の営業時間に準ずる
演出協力:髙橋匡太
特別協力店:仏蘭西料亭 霧笛楼、近澤レース店元町本店、ナツキbyキタムラ元町店・メンズショップ
■スターバックス コーヒー 横浜元町店/横浜公園店
《ひかりの実》
髙橋匡太
9月26日から、《ひかりの実》に使用する果実袋にスマイルの絵を描くブースを設置します。
「スマートイルミネーション横浜」会期中は、お客様が絵をつけた《ひかりの実》でスターバックス店内を彩ります。
営業時間:各店舗に準ずる
【ツアープログラム】
会期中、4つのツアープログラムを開催します。
詳細はこちら
【ワークショッププログラム】
会期中、3つのワークショッププログラムを開催します。
詳細はこちら
【イベントプログラム】
会期中、シンポジウムなど、4つのイベントを開催します。
詳細はこちら
【ネットワークプログラム】
■ヨコハマトリエンナーレ2011
現代アートの国際展
開催期間:8月6日(土)〜 11月6日(日)※休場日 9月29日(木)、10月13日(木)、27日(木)
http://yokohamatriennale.jp/
※ヨコトリキャラバンズが、「スマートイルミネーション横浜」会場内に出没します。
■横濱JAZZ PROMENADE 2011
日本最大級のジャズフェスティバル。街全体がステージに変わる2日間。
開催日:10月8日(土)、9日(日)
http://jazzpro.jp/
■港のスペクタクル
港町横浜でジャンルミックスなアートプログラムを多数展開する新感覚ツーリズムイベント!
開催期間:8月10日(水)〜 11月初旬
http://spectacleonthebay.com/
■横浜おもいやりライト大作戦
「光のコミュニケーション」による交通安全運動。
ヘッドライトの早期点灯でドライバーと歩行者同士が心を交わすことで、横浜の夕方をもっとステキに。
開催期間:8月30日(火)〜 2011年秋
www.omoiyari-light.com
【参加アーティスト プロフィール】
■藤本隆行(インディペンデントディレクター、照明デザイナー)
1987年、ダムタイプに参加。主に、照明並びにテクニカル・マネージメントを担当する。近年は個人的に、海外も含めた多くのアーティストとコラボレーションを行い、LED照明を含めたデジタル・デバイスと人体の高密度の同期化に焦点を当てた、有機的な舞台を構築している。
■Rhizomatiks(真鍋大度、石橋素)
Web、インタラクション、グラフィック、さらにはインテリアやプランニングの分野まで幅広いフィールドで活動。独自のスタイルでデザインに取り組み、ART=問題提起、Design=問題解決と解釈する一貫した論を持ち、それをアート、コマーシャルの世界で現実のものとしていく。
http://rhizomatiks.com/
■髙橋匡太(アーティスト)
1970年京都生まれ。1995年京都市芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。映像と光によるアートプロジェクト、パブリックプロジェクション、インスタレーション、パフォーマンス公演など幅広く活躍。京都・二条城、十和田市現代美術館など大規模な建築物のライティングプロジェクトは、ダイナミックで造形的な映像と光の作品を創り出している。ミラノサローネへの出展をはじめ国際的に活動を行っている。2011年、京都で開催される国民文化祭の開閉会式の芸術監督に就任。1995年キリンコンテンポラリーアワード'95最優秀作品賞、2005年京都府美術工芸新鋭選抜展2005最優秀賞、五島記念文化賞美術新人賞、グッドデザインアワード2005(環境デザイン部門)、2008年京都府文化賞奨励賞、2010年京都市芸術新人賞などを受賞。
http://www.kyota.jp/
■森日出夫(写真家)
横浜市生まれ。JPS(日本写真家協会)所属。長年撮り続けた横浜の港・街・人を『森の観測』と名づけ、それらの作品を写真集や個展に多数発表している。独自の感性で森の『記憶』を記録する。1993年写真集『森の観測 vol.2-WALL・記憶へ』、1995年写真集『YOKOHAMA PASS ハマのメリーさん』刊行、1996年ニューヨークADC賞受賞、2001年第50回横浜文化賞奨励賞受賞、2010年8×10による人物全身像写真集『わたし』刊行。
http://www.amano-studio.co.jp/
■日下淳一(アーティスト)
横浜市生まれ・在住。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。1994年「人間の条件」展(スパイラル)で、衣食住をテーマとする3部作を発表。以降「衣」作品を中心に、国内外の画廊、美術館で発表を続けている。囚人服のイメージが強い白黒の縞模様で仕立てたビジネススーツや花柄の建築土木作業服、赤い白衣など社会通念を覆すような「衣」に始まり、アロハシャツの生地やフェイクファーで仕立てた学生服などを発表。
2008年以降、電飾スーツなど奇抜な衣装を着て、美術展などのオープニングパーティーや街頭へ出没するパフォーマンスを行っている。
http://blogs.yahoo.co.jp/junichikusaka/
■Responsive Environment(日高仁、西澤高男、山代悟、酒井聡、安味貞旭)
Responsive Environmentは、空間に関わる様々な領域をクロスオーヴァーするコラボレーションにより、空間表現を行うユニットである。1993年の結成以来、様々なパフォーマンス、インスタレーションや建築に関わる作品の制作、プロジェクトの発表を行ってきた。メンバーがコラボレーションを行う際の共通言語は、「空間」である。空間を媒体とした多分野の表現者が相互に空間について語るとき、そこには必然的に時間や動きが重要なファクターとして介入してくる。常に変容する空間/Responsive Environmentを共通のオープン・プラットフォームとした表現活動を行うことを目的として、ユニットは構成された。
http://www.responsiveenvironment.com/
■oblaat(オブラート)
oblaatは、メディア自体を詩的な操作対象にした現代詩レーベル。本の世界に閉じ込められていた詩の仕事を、プロダクト、空間、情報技術の場で展開。これまでの作品として、poemicro(ポエミクロ)『顕微鏡のための詩五編』(谷川俊太郎)、poepencile(ポエペンシル)シリーズ『一行一ダース』(谷川俊太郎)、『てにをは少女のひみつ』(文月悠光)、『12本の詩のある鉛筆」(御徒町凧)、iPhone/iPadアプリpoegram(ポエグラム)、『私の胸は小さすぎる』(谷川俊太郎)など。展覧会として、2009年「はだかー谷川俊太郎 詩と空間」(SHIBAURA HOUSE/芝浦)、2010年「十二月をほんとは、どこで誰と過ごしたいですか?」(optitude/南青山)など。
http://www.oblaat.jp/
■谷川俊太郎(詩人)
1931年東京生まれ。詩集『二十億光年の孤独』でデビュー。詩作品に『生きる』『朝のリレー』、アニメ『鉄腕アトム』主題歌作詞など。『マザー・グースのうた』『スイミー』、スヌーピーの翻訳者としても知られる。読売文学賞、日本翻訳文学賞、萩原朔太郎賞ほか受賞多数。近著に、恋愛詩ベスト『私の胸は小さすぎる』がある。デザインレーベル「oblaat」同人。
■覚和歌子(詩人)
2001年『千と千尋の神隠し』主題歌『いつも何度でも』で日本レコ大金賞ほか受賞。SMAP、平原綾香、夏川りみ、新垣勉、クミコ等に詞作品を提供。朗読詩集「ゼロになるからだ」(徳間書店)他、著作多数。2008年、映画『ヤー チャイカ』では監督・脚本(谷川俊太郎/共同監督)。国内外での朗読ライブ、自唱コンサート、舞台演出、脚本、翻訳など、詩作を軸足に多方面での活動を展開。
http://kaku-wakako.com/
【参加団体 関連リンク】
横浜シティガイド協会
http://www.ycga.com/
横濱まちづくり倶楽部
http://www.e-hamaclub.com/
【協力・機材提供 関連リンク】
京浜フェリーボート株式会社
http://www.keihinferry.co.jp/
スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社
http://www.starbucks.co.jp/
横浜マリンタワー
http://marinetower.jp/
横浜ベロタクシー
http://www.velotaxi-yokohama.jp/
アバゴ・テクノロジー株式会社
http://www.avagotech.co.jp/pages/home/
カラーキネティクス・ジャパン株式会社
http://www.colorkinetics.co.jp/
株式会社京成電子
http://www.keisei-densi.jp/
株式会社ハートス
http://www.heart-s.co.jp/
【関連リンク】
OPEN YOKOHAMA 2011
http://www.invitation-yokohama.jp/
象の鼻テラス “ヨコハマトリエンナーレ2011” 連携企画についてはこちら