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  • Photo:DAICI ANO

  • Photo: Katsuhiro Ichikawa

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  • Yasuhiro Suzuki, Trunk of Curiosities created for ENJOY-ZOU-NO-HANA 2012 Photo:Ken Kato

ABOUT ZOU-NO-HANA / 象の鼻テラスについて

運営コンセプト

新たな「文化交易」の拠点へ
象の鼻テラスは、横浜市・開港150周年事業として、2009年6月2日に開館しました。
横浜港発祥の地を、横浜の歴史と未来をつなぐ象徴的な空間として整備した象の鼻パーク内に、アートスペースを兼ね備えたレストハウス(休憩所)として、横浜市が推進する新たな都市ビジョン「文化芸術創造都市クリエイティブシティ・ヨコハマ」を推進する文化観光交流拠点の一つです。
開港当時から異文化と日本文化がこの土地で出会ってきたように、象の鼻テラスは、さまざまな人や文化が出会い、つながり、新たな文化を生む場所を目指し、アート、パフォーミングアーツ、音楽など多ジャンルの文化プログラムを随時開催しています。
併設した象の鼻カフェでは、文化プログラムに連動したメニューの提供などを行っています。

SERVICE

アートスペース/カフェスペース/インフォメーション/ETBガイドツアー(基本的に土日祝)/Free WiFi/象の鼻文庫/SLOW LABEL取り扱い/ピクニックシート無料貸出

PERMANENT WORKS / 常設作品

  • 《 時をかける象(ペリー)》 // THE 'PERRY' SYMBOL(2009)
    横浜の150年の歩みを見つめ続け、これからの横浜と人類を力強く導く、対話と活力のシンボル。

    椿昇 // Noboru Tsubaki
    現代美術家。京都芸術大学美術工芸学科教授。日本を代表するコンテンポラリー・アーティストの一人であると同時に、卓越した教育者でもある。また、アートの新しい可能性を探る新しい実践も数多く、妙心寺退蔵院の襖絵プロジェクトや瀬戸内国際芸術祭のエリアディレクター、アーティストフェアKYOTOのディレクターなどを兼務する。

  • 《 時をかける象(ペリー)》 // THE 'PERRY' SYMBOL(2009)
    横浜の150年の歩みを見つめ続け、これからの横浜と人類を力強く導く、対話と活力のシンボル。

    椿昇 // Noboru Tsubaki
    現代美術家。京都芸術大学美術工芸学科教授。日本を代表するコンテンポラリー・アーティストの一人であると同時に、卓越した教育者でもある。また、アートの新しい可能性を探る新しい実践も数多く、妙心寺退蔵院の襖絵プロジェクトや瀬戸内国際芸術祭のエリアディレクター、アーティストフェアKYOTOのディレクターなどを兼務する。

  • 子どもたちの思いがつまったスツール // Stools made by creative children(2009)
    横浜の子どもたちと、フィンランドのアーティスト、カティア・トゥキアイネンが共同制作したスツール。

    カティア・トゥキアイネン // Katja Tukiainen
    1969年、フィンランド・ポリ生まれ。現在ヘルシンキ在住。日本の漫画などに影響を受け、愛らしい少女を表情豊かに描き出す画風で活躍している。

  • 子どもたちの思いがつまったスツール // Stools made by creative children(2009)
    横浜の子どもたちと、フィンランドのアーティスト、カティア・トゥキアイネンが共同制作したスツール。

    カティア・トゥキアイネン // Katja Tukiainen
    1969年、フィンランド・ポリ生まれ。現在ヘルシンキ在住。日本の漫画などに影響を受け、愛らしい少女を表情豊かに描き出す画風で活躍している。

  • 《〈象の鼻〉での24の質問》 // 24 Questions at ZOU-NO-HANA(2009)
    象の鼻テラスの海に面した大きな窓に展示されている、詩作品。街に関わるきっかけの作品として誕生した。

    谷川俊太郎 // Shuntaro Tanikawa
    1931年東京生まれ。詩集『二十億光年の孤独』でデビュー。詩作品に『生きる』『朝のリレー』、アニメ『鉄腕アトム』主題歌作詞など。
    『マザー・グースのうた』『スイミー』、スヌーピーの翻訳者としても知られる。読売文学賞、日本翻訳文学賞、萩原朔太郎賞ほか受賞多数。
    デザインレーベル「oblaat」同人。

  • 聞き耳ワールド // kikimimi world
    美術家の小山田徹が発案した「お散歩型」音声ガイド。
    http://www.kikimimi.org/2011/

    小山田徹 // Toru Koyamada
    1961年鹿児島に生まれ。京都市立芸術大学日本画科卒業。1998年までパフォーマンスグループ「ダムタイプ」で舞台美術と舞台監督を担当。平行して「風景収集狂舎」の名で様々なコミュニティ、共有空間の開発を行ない現在に至る。近年、洞窟と出会い、洞窟探検グループ「Compass Caving Unit」メンバーとして活動中。京都市立芸術大学美術科彫刻専攻教授。

  • 《ペリコ》 // Periko(2012)
    《時をかける象(ペリー)》の子。象の鼻パークに車両進入禁止のサインとして設置された。

    椿昇 // Noboru Tsubaki
    現代美術家。京都芸術大学美術工芸学科教授。日本を代表するコンテンポラリー・アーティストの一人であると同時に、卓越した教育者でもある。また、アートの新しい可能性を探る新しい実践も数多く、妙心寺退蔵院の襖絵プロジェクトや瀬戸内国際芸術祭のエリアディレクター、アーティストフェアKYOTOのディレクターなどを兼務する。

  • 《4mの巨大まるイロ》 // Huge Four-meter Maruiro(2013)
    SLOW LABELのスローツール「まるイロ」を考案したアーティスト・井上唯が、一般の参加者と協働で制作した。

    井上唯 // Yui Inoue
    "織" から始まった興味が、次第に空間へと広がり、特定の場に対してモノをつくることにおもしろさを感じるようになる。また移動生活を楽しむ一方で、ひとつの土地に根差してしかできないことがあることに気づき、湖と山と川に惹かれ滋賀県に移り住む。
    生活のなかでやりたいことと、制作とが繋がってくるとおもしろいなと思っている。

  • 《4mの巨大まるイロ》 // Huge Four-meter Maruiro(2013)
    SLOW LABELのスローツール「まるイロ」を考案したアーティスト・井上唯が、一般の参加者と協働で制作した。

    井上唯 // Yui Inoue
    "織" から始まった興味が、次第に空間へと広がり、特定の場に対してモノをつくることにおもしろさを感じるようになる。また移動生活を楽しむ一方で、ひとつの土地に根差してしかできないことがあることに気づき、湖と山と川に惹かれ滋賀県に移り住む。
    生活のなかでやりたいことと、制作とが繋がってくるとおもしろいなと思っている。

  • 《Kokkily+Hana+Zouno+Ko》(2014)
    ソウルのアーティスト、ハン・ジンスによる象のモチーフをチャン・ウソクがスタンプで彩った作品。

    チャン・ウソク // Woosuk Jang
    ‘スタンプペイント’と呼ばれる技法を用いて創作するアーティスト。かわいい子犬や韓国の財閥を象徴するタコなど現代における固定概念や先入観、都市の力を想起させるイメージをスタンプのモチーフとし、多数のスタンプとペイントで画面を構成する。

    ハン・ジンス // Jinsu Han
    マルチメディアアーティスト。弘益大学校にて美術学士取得。2007年シカゴ美術館附属美術大学大学院彫刻科修了。一見矛盾してみえる要素(例えば感情と合理性、過去と未来、人間と機械、地獄とユートピアなど)から「生」を捉え、そこから詩的な物語を生み出す。2005年日本国際博覧会[愛知万博]の野外記念碑に選出された。

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象の鼻の歴史

横浜港発祥の地・象の鼻

現在、象の鼻パークと呼ばれている場所は、1854年3月31日、アメリカ合衆国のペリー提督が2度目の来日で初めて横浜に上陸した場所です。1859年、日米修好通商条約により横浜が5つの開港場の一つに指定されて以降、この地区は横浜で最初の本格的な波止場となり、諸外国との活発な貿易、交易の舞台となりました。「象の鼻」の名称は、時代と共に少しずつ形を変えてきた堤防の形状が、象の鼻に似ていたことに由来しています。
現在の象の鼻パークの堤防は、関東大震災でその大部分が沈んでしまった明治中期の堤防の形状を復元したものです。象の鼻パーク内には、こうした歴史を紹介する展示も各所に設けられています。

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象の鼻テラスの建築

象の鼻地区(象の鼻テラス、パーク)を設計したのは、建築家小泉雅生です。
「みなと横浜の原点を可視化する」をコンセプトに、水辺や夜景を楽しむ場として、象の鼻パークが整備されました。明治期の姿に復元された”象の鼻防波堤”、日本大通りから港への通景空間を確保した”開港波止場”、港や海を見渡す緑の”開港の丘”から成るオープンスペースです。 パーク内に配置されたスクリーンパネルは、夜になると時間帯によって色を変え、光のサークルを形成します。
象の鼻テラスは、開港の丘に位置し、横浜三塔などのランドマークへの景観を阻害しないように設計され、ランドスケープと一体化した半分地面に埋もれたような建物です。芝生を一枚めくると文化芸術活動が見えてくる、歴史を積み重ねてきた土地ならではの情報発信を目指しています。

2009年UD(アーバンデザイン)賞 まちなみ部門受賞。
2010年神奈川建築コンクール 優秀賞
また、横浜市、株式会社ワコールアートセンター、日本大通り活性化委員会は2010年都市景観大賞「都市空間部門」大賞を受賞している。

建築仕様

延床面積:604.04m²
構造:S-1/0
天井高:2.2~5.13m
外部仕上げ:RC内放し、小松石積み、レンガタイル
竣工:2009年5月

小泉雅生// Masao Koizumi

建築家、小泉アトリエ、東京都立大学大学院教授。学校建築、ホール、環境配慮建築を主軸に、住宅から公共建築、広場、まちづくりまで幅広く手がける。横浜での主要作品として、「象の鼻パーク/テラス」(2009)、「黄金町高架下新スタジオ Site-D」(2011)、「港南区総合庁舎」(2017)、「横浜市寿町健康福祉交流センター/市営住宅」(2019)など。著書に『LCCM住宅の設計手法』、『パブリック空間の本』、『住宅設計と環境デザイン』、『クリマデザイン‐新しい環境文化のかたち』などがある。

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アートディレクターからのメッセージ

象の鼻パークは横浜発祥の地として、世界の様々な文化と出会い、真に日本の近代化が始まった場所です。現在、そのエッセンスは横浜の創造的な街作りの姿勢に引き継がれ、ここはその源泉となっています。開港150 周年という節目に際し、新たな創造と発信を行う「文化交易」の拠点としてここ象の鼻テラスで積極的な活動を展開します。
本テラスでは、横浜の観光情報と世界最先端の文化情報を提供するインフォメーション、象の鼻カフェではアーティスティックなサービスと設えで美味しい心地よい時間を、そして、展示空間では、カフェと有機的に結束し、上質で創造性溢れる独自性の高い多様なプログラムを提供します。
歴史を踏まえ、世界の最先端の芸術文化と連携し、横浜の創造的な活動とつながりを持ちながら新しい文化を創造する事を目指します。

オープニング展は「開国博Y150」と連携しながら、「文化交易 象の鼻150年史」で幕を開けます。開港から現在に至る、象の鼻地区の土木遺構と街の変遷にフォーカスしながら、横浜の文化や発展に寄与した人物の功績にも注目する内容としました。多くのアーティスト、クリエーターの創造力で、横浜の過去と現在を先鋭的な映像とグラフィックで総合的に表現しました。

また、第1 回横浜トリエンナーレに出展し国際的に活躍するアーティスト、椿昇氏による、ここ象の鼻テラスのシンボル「時をかける象(ペリー)」も登場します。象の鼻カフェで使用するスツールは、横浜の子供たちとフィンランド人アーティスト、カティア・トゥキアイネンが、共同制作したものです。

ここから始まる活動を通じて、未来の横浜、日本を担う子供達に託す、より良き文化を創造し、世界に発信していきます。

最後に、開館に当たりご指導ご尽力賜りました、横浜市開港150 周年・創造都市事業本部の皆様、横浜市港湾局の皆様、地元企業団体の皆様、呼びかけに快くご賛同いただきましたアーティスト、クリエーターの皆様にこの場をお借りして御礼を申し上げます。

そして、これからもご支援ご指導の程、よろしくお願いします。

2009年6月
象の鼻テラス アートディレクター 岡田 勉

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UPCOMING

Zou-no-hana Terrace Song
song: Shuta Hasunuma