“ヨコハマトリエンナーレ2011” 連携プログラム、および「OPEN YOKOHAMA 2011」参加事業です。
GLI UFFIZI DI GIORGIO VASARI:LA FABBRICA E LA RAPPRESENTAZIONE
建築家ジョルジョ・ヴァザーリ 生誕500周年記念特別展
イタリア・ルネサンス期の美術家・建築家ジョルジョ・ヴァザーリ(1511〜1574)は、トスカーナ大公コジモ1世の宮廷に仕え、幅広い分野で活躍した人物である。彼はイタリア美術史の基本資料として名高い「画家・彫刻家・建築家列伝」の著者であり、画家としてパラッツォ・ヴェッキオの五百人広間の壁画や、フィレンツェ大聖堂のドーム天井画を手がけた他、建築家としてパラッツォ・ヴェッキオの改装、ウフィツィの建築、さらにここからピッティ宮殿につながる空中回廊を設計した。
今回の企画は2011年に生誕500周年を迎えるヴァザーリの建築家・都市計画家としての仕事に注目して、これまで日本ではあまり知られていなかった彼の建築家としての優れた仕事を、ウフィツィの建築を中心に多角的に紹介していく。展示会場では模型とパネルでウフィツィの建設の歩み、また現在進行中のウフィツィ美術館修復・改修工事の内容を紹介する。さらに日本人建築家 磯崎新氏によるウフィツィ美術館新出口案(1999年、国際コンペ最優秀案)も展示される。