EXIBITION

ガリバーの食卓展 違和感から生じる創造力の探訪

開催期間:

2009年12月2日(水)〜 2010年1月11日(月・祝)

主催:

象の鼻テラス

協力:

株式会社ミナ、eatrip、パラダイスアレイ

後援:

在日フランス大使館

出展アーティスト:

宙トリップ(野村友里・勝見淳平)
皆川明
リリアン・ブルジェア

企画・制作:

スパイラル/株式会社ワコールアートセンター

グラフィックデザイン:

so+ba

本展は「スケール」をテーマとし、日常にありふれたモチーフを巨大化させる手法で注目を集めるフランス人アーティスト、リリアン・ブルジェア氏による巨大ガーデンテーブルセットをはじめ、同テラス内にある象の鼻カフェの青い象のキャラクターやユニフォームを手掛けたファッションデザイナー、皆川明氏によるドット柄のファブリックを用いた新作アートワークを展示します。
また、鎌倉を拠点とするパラダイスアレイの勝見淳平氏と映画『eatrip』で初監督をつとめた野村友里氏との新ユニット、宙トリップが、ブルジェア氏のテーブルセットで実際に食事ができる『ガリバーディナー』のスペシャルメニューを開発します。
象の鼻テラスが立地する象の鼻パークは横浜港発祥の地。
横浜は、江戸末期の開港以降、国際貿易港として多くの輸入品と共に、様々な新しい文化が伝わりました。
今回の『ガリバーの食卓展』で提示される、際立ったスケールの差異による様々な感覚のズレには、開港当時の人々が体験したであろう異文化との隔たりにも似た日常生活にはない違和感が存在しています。
その違和感から生じる創造力の可能性を本展は探訪します。
 
 

【関連イベント】
■ガリバーランチ
12月5日(土)、12日(土)、19日(土)、23日(水・祝) 各回12:00-
おひとり様3500円(税込・ドリンク代別)

■クリスマス・ガリバーディナー
12月22日(火) 19:00-
おひとり様5000円(税込・ドリンク代別)

※ガリバーランチ、クリスマス・ガリバーディナーは完全事前申込制となります。
詳細はこちら

■リリアン・ブルジェア「ヴェルニサージュ/Vernissage」
12月19日(土) 15:00-
詳細はこちら

 
 


【出展作家略歴】五十音順

■宙トリップ(ちゅうとりっぷ 野村友里・勝見淳平)

鎌倉市農協連即売所内にある、天然酵母の焼きたてのパンが魅力のパン屋パラダイスアレイと、ケータリングフードの個性的な演出など、食の可能性を多岐にわたって表現し、その愉しさを世に伝え続けている野村友里主宰のeatripとの新ユニット「宙トリップ」。
万物に感謝しながら共存する全てのものに発想=発酵の膨らみを与え、どこまでも夢を持ちながら広がり伝える、そんな自由でユーモアのある旅を続ける新ユニットです。

 

■皆川明(みながわ あきら) minä perhonen主宰・チーフデザイナー

1967年生まれ。ファッションブランドminä(2003年よりminä perhonen)を95年に設立。テキスタイルからオリジナルで手がけるブランドとして、洋服のみならず家具やうつわなどのプロダクトまでデザインの幅を問わず活動。一方で個人としても活動を広げ、テキスタイルデザイナーとしてデンマークのテキスタイルメーカーKVADRAT(2006年~)、英国のテキスタイルメーカーLIBERTY(2010-11AW)などとコラボレートするほか、コンテンポラリーダンスの舞台美術や衣装、ユニフォームデザインなども手がける。現在、京都造形芸術大学、多摩美術大学客員教授。著書に『皆川 明の旅のかけら』(文化出版局)、『ミナを着て旅に出よう』(DAI-X出版)がある。
『象の鼻カフェ』の青い象のキャラクターやユニフォームを手掛けている。 

 

■Lillian Bourgeat(リリアン・ブルジェア)/アーティスト

1970年、フランス・ベルフォール生まれ、現在ディジョン在住。
1994年、エコール・ナシオナール・スペリウール・デ・ボザール(ディジョン)を卒業。
家具や電球、長靴など、ありふれたものをモチーフとした作品づくりを行っている。
彼の作品は、日常的な物品を極端に巨大化させるという手法により、作品そのもののサイズだけではなくスペース全体を含めた知覚をもねじ曲げる特異な状況を作り出している。

 
リリアン・ブルジェア氏の来日レポートはこちら!
リリアン・ブルジェア氏来日レポート
 
「ガリバーの食卓展」搬入レポートはこちら
 
「ガリバーの食卓展」オープニングレセプションの模様はこちら
 
 

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