インクルーシブ・カフェ in 横浜

　～文化庁委託事業「平成26年度 戦略的芸術文化創造推進事業」

 

 

障害者の芸術作品の魅力を広く発信するためのプロジェクト・チーム「PR-y（プライ）」。

スローな雑貨ブランドとしてスタートした「スローレーベル」。

どちらも多様な分野のプロフェッショナルとの協働によって、既成の価値観を覆すような実践を展開しています。

障害者の芸術表現と社会との多様な回路をつなぐクリエイターやデザイナーの役割について語り合います。

チラシダウンロードはこちら
 

◎インクルーシブ・カフェとは...

"障害者の芸術表現"をテーマに、いろいろな立場の方々が自由に話し合う場です。

 

◎笠谷圭見（かさたによしあき）さん

PR-y主宰／RISSI INC. 取締役副社長

クリエイティブ・ディレクターとして広告・グラフィック・WEB等の制作を続ける中で、知的障害者施設等で生み出された作品に出合い、魅せられ、PR-y（プライ）というプロジェクト・チームを設立。PR-yとは、PR（広報活動）とpry（こじ開ける）という言葉を合わせた造語。日本作品の魅力を世界に向けて発信するために、海外の映像作家やアート関係者らとも連携。書籍の刊行や海外ギャラリーとの橋渡し、ファッションデザイナー丸山昌彦氏との協働によるブランド設立などを行っている。2013年からはやまなみ工房（滋賀県）と丸山氏との3者のコラボレーションをスタート。今夏発表したファッションレーベル「DISTORTION3」は高い評価を得て、来春より欧州を中心に10カ国以上での発売が決定している。

 

◎栗栖良依（くりすよしえ）さん

スローレーベルディレクター

美術・演劇・イベント・製造と横断的に各業界での経験を積んだ後、イタリアのドムスアカデミーにてビジネスデザイン修士取得。

その後、東京とミラノを拠点に世界各国を旅しながら、様々な業種の専門家や企業と、対話による新しい価値の創造に取り組む。

2010年3月、右脚に骨肉腫を発病し休業。2011年4月、右脚に障害を抱えつつ新たな人生をスタート。

横浜ランデヴープロジェクト(*1)のディレクターに就任し、2011年10月、すべて一点モノの手づくり雑貨ブランド「スローレーベル」を立ち上げる。

現在は、プロジェクト全般の企画開発と推進を担うとともに、障害者と多様な分野のプロフェッショナルの協働から生まれる現代アートの国際展「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014」を今夏開催。

 

(*1)ランデヴープロジェクトは、

スパイラル／株式会社ワコールアートセンターが2000年より開始したものづくりのプラットフォーム。2009年より横浜版がスタート。

象の鼻テラスを拠点として横浜市内の障害者施設や企業と国内外で活躍するアーティストをつなげ、新しいものづくりの実験を繰り返した。