エイブルフレンドフェスティバル in YOKOHAMA
開催日時: | 2013年12月21日(土)〜22日(日)10:00〜18:00 |
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会場: | 象の鼻テラス |
参加アーティスト: | おおたか静流、大野 慶人、今井尋也、河崎 純、矢萩 竜太郎、野村誠、他 |
参加方法: | 当日受付※ワークショップは事前予約可。 Eメール:info@ablefrined.com 電話:080-6705-1359(担当:今井) |
定員(ワークショップ): | 20名 |
ワークショップ参加費: | 1ワークショップにつき2000円(障害者の方、中学生以下の方は無料) ※障害者手帖及び、身分証明書の提示をお願いする事があります。 |
主催: | ともだちの丘えんげきぶ/エイブルフレンドネットワーク |
共催: | 公益財団法人横浜市芸術文化振興財団 「ヨコハマアートサイト2013」 |
協力: | 象の鼻テラス、NPO法人 げんき、メガロシアター、ステージオフィス横浜、吉松章、小池健太、港北区障害者地域活動ホーム ともだちの丘、エイブルフレンドフェスティバル実行委員会 |
ホームページ: | http://www.ablefriend.com |
障害者も健常者も子供も大人もみんなで参加・体験するアートイベント
「エイブルフレンドネットワーク」は、オープンワークショップ「ゼロボディワークショップ」の定期開催(年間36回)を軸に「エイブルフレンドシンポジウム」を年2回、「エイブルフレンドフェスティバル」を年1回行います。
福祉後進国の日本において、障害者が芸術活動と関われる機会や場所は非常に閉ざされた環境にあります。特にフィジカル(身体的)な芸術活動(ダンスや音楽、演劇など)は理解されるのが難しい状況にあります。
エイブルフレンドフェスティバルではそれらの芸術活動に注目し、障害のあるなしに関わらず、誰もが、楽しく体験できる機会とその為のネットワークを作り、障害者や健常者といった枠組自体を取り払います。
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■イベントスケジュール
★:ゲストアーティストとのコラボレーションあり
※ワークショップ参加者は動きやすい服装が望ましいです。
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■アーティストプロフィール
大野慶人
(ワークショップ/パフォーマンス22日)
1938年東京に生まれる。1959年土方巽の「禁色」で少年役を演ずる。以後、アルトー館、暗黒舞踏派公演に参画。
1969年初リサイタルのあと舞台活動 を中断。85年「死海」の大野一雄との共演でカムバックした。86年以降大野一雄の全作品を演出。1998年、郡司正勝氏の遺稿を基に自身のソロ作品「ド リアン・グレイの最後の肖像」を上演。近作に「たしかな朝」(2010)、「時の風」(2012)など。著書に「大野一雄 魂の糧」(フィルムアート 社)。
おおたか静流
(ワークショップ/パフォーマンス21日、22日)
無国籍、ノン・ジャンルのシンガー&ボイスアーティスト。
7歳よりクラシックの声楽家に師事。その七色の声で、数百曲に及ぶテレビCMでの歌唱をはじめ、映像、絵画、朗読、ダンスとのコラボレーションなどジャンルを越えた音楽活動を行っている。現在、NHK Eテレ「にほんごであそぼ」で音楽制作、歌唱を担当。自身が主宰する即興のワークショップ「声のお絵かき教室」では、様々な切り口で「声」の可能性を追及している。
矢萩竜太郎
(パフォーマンス 22日)
1976年生まれ ダウン症。1990年、ヴォルフガング・シュタンゲ(イギリス在住、舞踊教育家)のワークショップに参加したことをきっかけに、ダンスを始める。ロンドンに於いて、シュタンゲ主宰のダンスカン
パニー“アミキ”の公演に3回出演をする。セッションハウス主催のシアター21フェスに即興ソロ作品「ぼくのからだはこういうこと」VOL1、2、3を発表する。ダンスのスタイルは、常に「即興」。そのときどきのインスピ
レーションを大切に、形にとらわれない自分自身の表現を目指す。
マクドナルドで仕事をする傍ら、様々なワークショップ、レッスンを重ねて表現の可能性を探っている。
河崎純
(パフォーマンス 22日)
コントラバスを齋藤徹、吉澤元治に師事。自作、即興、編曲による無伴奏ソロシリーズ「震える石」。演奏家、歌手、作曲家、 俳優、演出家、ダンサー、詩人、 美術家、パフォーマンスグループ、学生、地域コミュニティとの共同作業を行う。
栗栖良依(スローレーベル ディレクター)
イタリア・ミラノにあるドムスアカデミーでビジネスデザイン修士取得後、東京とミラノを拠点に世界各地を旅しながら、様々な業種の専門家と新しい体験価値 の創造に取り組む。2010年、右脚に骨肉腫を発病し休業。翌年、右脚に障害を抱え新たな人生をスタートし、横浜ランデヴープロジェクトのディレクターに 就任、スローレーベルを立ち上げる。現在、スローレーベルの商品やプログラム全般の企画開発と推進を担っている。
今井尋也
(ワークショップ 22日)
幼少期より能を学ぶ。国立能楽堂、東京芸大を経てフリーの鼓打ちとして様々なアーチストとコラボレーションを展開。主宰のアートパフォーマンスユニット 「メガロシアター」では演出を担当、フィリップ・デュクフレやジェローム・ベルといった海外の演出家の舞台にもパフォーマーとして出演するなど現代演劇か ら ダンス、音楽、美術等幅広く活動している。
http://www.megalo.biz
ともだちの丘えんげき部
(パフォーマンス 21日)
ともだちの丘えんげきぶは横浜市港北区障害者地域活動ホームともだちの丘に所属するアマチュア演劇部です。
日頃の訓練実習や学齢障がい児余暇支援、自立支援実習等の合間に、演劇を通して自己表現や肩の力を抜いたコミュニケーションの場を作ろうと12年前に部活動が始まりました。普段は話すこともなかった方が話をするようになり、笑うことのなかった方が笑うようになり、大きな声で歌っていたら動かなかった足が動くようになったり、汗 びっしょりになって踊ったり。演劇活動を通して表現の楽しさやコミュニケーションの楽しさを体験し、心を開い
ていく。そんなえんげき部のパフォーマンスを お楽しみください。
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エイブルフレンドネットワークとは?
このネットワークは利用者がアートを通して、自己表現の場を作り、表現を楽しむことからはじまります。エイブル・アートが市民へもたらす「社会的インパク ト」は、社会資源として有効であるだけでなく、市民の芸術運動の質と量を上げる効果があります。また、それまで価値の低いものとみられてきた障碍者芸術に 対する新鮮な認識を生じることでしょう。