ポート・ジャーニー・プロジェクト メルボルン⇄横浜 帰国展
さとうりさ個展 「宇宙船“かりぬい”」
開催日時: | 2013 年8 月9 日(金)-9 月4 日(水) |
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会場: | 象の鼻テラス |
主催: | 象の鼻テラス |
協力: | West Space、横浜港大さん橋国際客船ターミナル、SKYテラス |
企画・制作: | スパイラル/株式会社ワコールアートセンター |
今年5月17日~6月8日にメルボルン、ウェストスペースで行われたさとうりさ個展、市街で行われたプロジェクトの帰国報告展
今年5月、象の鼻テラスの推進するプロジェクト「ポート・ジャーニー・プロジェクト」の一環で、横浜のアーティストさとうりさがオーストラリア、メルボルンに派遣され、展覧会を開催しました。
約2週間の滞在のなかで、さとうりさと宇宙船は現地の人々の協力を得ながら、メルボルンの街中を旅しました。ギャラリースペース、美術大学、路地裏、ビルの屋上・・・時には郊外に出かけ、撮影と現地の人々との交流を繰り返しました。
本展では、作家の手によって制作された宇宙船“かりぬい”と、宇宙船づくりのスケッチやメルボルンで行われた撮影のドキュメンテーションのほか、新たに横浜での撮影も加えて示を構成していきます。
メルボルンに不時着し、横浜に帰還した“仮縫い”の宇宙船に、ぜひ会いに来てください。
土日の14:00~16:00は宇宙船の内部に入れます!
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さとうりさより
人がどんなとき、どんなふうに作品に出会うのか。その可能性を常に考えながら制作活動しています。
大学生の頃、作品と共に街へ出る「Risa Campaign」を始めたのも、それが動機となっていました。
今回、私はポートジャーニープロジェクトのチャンスを得て、もう一度、街へ出てみようと思います。
今度は私のキャンペーンとしてではなく、不特定多数の人たちとの旅として。
spaceship " Kari-Nui "は、いままでで最も抽象的な形。宇宙船の概念もまた、人それぞれ違い、曖昧です。
ということは、もしかしたらいままでで最も多くの人に触れてもらえるかもしれません。
人と場所と時間の更新を繰り返し、この形が作品としてどんな具体的イメージを残すのか、一緒に見届けてください。
さとうりさプロフィール
1972年東京生まれ。作品と共に街を彷徨う「りさ・キャンペーン」を国内外で実施。独特のコミュニケーション手法で注目される。
以降、大型の屋外作品(パブリックアート?)も数多く制作している。
主な作品に「Player alien」(長野県川上村/2005)、「Four」(大阪府豊中市/2008)、
「かげもしゃ」(千葉県柏市/2010)、「メダムK」(黄金町バザール/2011)、
「こはち古墳(1:17)」(ヴァンジ彫刻庭園美術館/2012)など。
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■関連イベント
トークイベント&オープニングレセプション
開催日時:8月9日(金) 18:30~
18:30~19:15 トークイベント
さとうりさによりメルボルンでの展覧会と市街での撮影プロジェクトの実施報告を行い、ディレクターからは「ポート・ジャーニー・プロジェクト」のこれまでの経緯と今後の展望についてお話致します。
19:15~22:00 オープニングレセプション
※どなた様もご参加いただけます。
詳しくはこちら
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ワークショッププログラム 「紙宇宙風船をつくろう」
※子どもアドベンチャー2013参加プログラム
開催日時:8月20日(火) 13:00~15:00
要事前申し込み(※募集は締め切らせていただきました)
参加費:500円(材料費として)
さとうりさの作品、大きな宇宙船バルーンの周りで、ミニチュアの紙宇宙風船を作ります。
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ポート・ジャーニー・プロジェクトとは?
クリエイティブな街づくりを推進する世界各地の港町と文化交流を図り、象の鼻テラスと各都市に存在する独自な活動を行う文化施設とサステナブルな関係構築を目指す国際プロジェクトです。
2011年にオーストラリアのメルボルンからスタートし、象の鼻テラスと協働可能な施設や団体、およびそれらが属する市政府関係者を中心に、今日的な文化サポートの仕組みづくりを行なっています。
現在、サンディエゴ(米)、ハンブルク(独)、ナント(仏)、バーゼル(スイス)へと参加の輪を広げています。
PORT JOURNEYS facebookページ https://www.facebook.com/PORTJOURNEYS
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メルボルンのパートナー施設、West Space
メルボルンのフィッツロイ地区で生まれた1993年創設のアーティストランスペース。
メルボルンのフィッツロイ地区で生まれた1993年創設のアーティストランスペース。
市の助成を受けることで市中心街に移転。過去約20年の間に、1600名のアーティストの展示、20冊におよぶジャーナルの発行、40のプロジェクトの推進(うち10が国際規模/シンガポール、ミラノ、バンクーバー、トロント、ソウル、大阪、グラスゴー、香港など)。
2011年夏には、市政府所有のビルの1階へとさらに移転し、180平米から350平米に拡大。