第1回フューチャースケープ・フォトコンテンスト応募作品展
開催日時: | 2022年12月26日(月)〜2023年1月5日(木)10:00-18:00 ※開館時間に準じます。 |
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会場: | 象の鼻テラス |
主催: | 象の鼻テラス |
特別協賛: | 株式会社FREEing |
この度象の鼻テラスでは、「第1回フューチャースケープ・フォトコンテスト」の応募作品展を開催します。
新型コロナウイルスの感染拡大以降、私たちのライフスタイルは大きく変化しました。中でも「夜」の楽しみは今もまだ十分に取り戻せていないように感じます。象の鼻テラスでは、こうした現状を踏まえ、「すべての人の創造性が生きる公共空間」の実現を目指す「フューチャースケープ・プロジェクト」の一貫で「横浜の光」をテーマに写真を公募し、90点の応募を得ることができました。
応募作品は2022年12月26日(月)~2023年1月5日(木)の期間、象の鼻テラスで展示し、審査を行います。本コンテスト金賞受賞者(6 名)には、多くの市民、観光客が訪れる象の鼻テラスで、2023年度に合同写真展を開催いただきます。
象の鼻テラスは、2009年の開館以来、さまざまなアートプロジェクトを通じて、横浜の公共空間の新しい使い方や、創造的で楽しい未来の景色を提案してきました。「フューチャースケープ・フォトコンテスト」も単なるフォトコンテストではなく、参加者のみなさんと共に創るアートプロジェクトとしての展開をめざします。「写真を撮る」ことを通じて、横浜の「公共空間」を見つめ直し、その写真で象の鼻テラスを埋め尽くすことで、テラスを訪れる市民や観光客の方々とも望ましい公共空間のあり方や姿を考えるきっかけになればと考えています。
■テーマ 「横浜の光」
「横浜夜景」、主に「フューチャースケープ・プロジェクト」および「ヨルノヨ」を題材に撮影された写真
■賞
金賞(6点) 象の鼻テラスでの合同写真展(2023年度)を開催
銀賞(12点程度)
■審査員
森日出夫(写真家)、大澤紗蓉子(横浜美術館学芸員)、岡田 勉(象の鼻テラス アートディレクター)
--受賞作品発表--
[金賞]
斉藤賢一『私の贅沢な場所』
審査員コメント:
手前の光る毛布に寝ころんでみる夜景の醍醐味の情景。
───森日出夫(写真家)
中島真『ブルーライトヨコハマ』
審査員コメント:
光の花畑と赤レンガとみなとみらいの新旧の風景を冷めたブルーの色が横浜らしさを醸し出している。
───森日出夫(写真家)
野口浩一『横浜の絶景』
審査員コメント:
横浜美術館のコレクションに、エドワード・スタイケンの≪遅い午後―ヴェニス≫という作品があります。夜のヴェニスを撮った写真ですが、その写真を思い起こしました。暗い海、暗い夜空の中に、横浜の夜の光がしっとり街を描きだしています。
───大澤紗蓉子(横浜美術館学芸員)
池田晶子『あれが木星、あれは土星!』
審査員コメント:
天体観測をする人たちの上空に広がる夜空を、長時間露光撮影した写真として拝見しました。星や街中の光の動き、天体観測をする人の動き、一枚の写真に静と動、時間の蓄積があり、長い時間見ていられる写真です。
───大澤紗蓉子(横浜美術館学芸員)
月舘靖昂『光の庭』
審査員コメント:
湿度をもって景色を切り取る感性に魅力を感じた。
───岡田勉(象の鼻テラス アートディレクター)
阿部野一郎『未来へ』
審査員コメント:
新しい横浜夜景に相応しい、どこにもない風景。未来の建築か、水平に広がる人々のエネルギーなのか。
───岡田勉(象の鼻テラス アートディレクター)
[銀賞]
山下桂照
原裕延
佐々木りり子
川端南実希
山岸日向大
山口砂紀