SLOW LABEL THE FACTORY 2
「急募!スローファブリック工場の職人」展
開催期間: | 2013年3月9日(土)~ 3月31日(日) |
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会場時間: | 10:00~18:00 |
会場: | 象の鼻テラス |
主催: | 象の鼻テラス |
企画制作: | スパイラル/株式会社ワコールアートセンター スローレーベル事務局 |
協力: | アンダーザツリー株式会社、共進印刷株式会社、小高莫大小株式会社、横浜美術大学テキスタイルデザインコース、中伝毛織株式会社、宮谷産業有限会社、柳沢ウーベンラベル株式会社、柳澤織ネーム株式会社、横浜ランデヴープロジェクト実行委員会、株式会社ワコール |
会場構成: | OFFRECO ヤマシタマサトシ、横須賀デザイン研究室、高瀬ゆり/横浜美術大学(織り機制作アドバイザー) |
アートディレクション &デザイン: |
SAFARI.inc |
スローレーベルに関する 問い合わせ: |
スローレーベル事務局 mail@slowlabel.info |
スローレーベルHP: | http://www.slowlabel.info |
THE FACTORYは、スローレーベルがお届けする、年に1度の大型企画展です。来場者が“職人”となり、実際の商品づくり(お仕事)に参加できることが最大の特徴。今年は4組のアーティストが新たに開発した、「丸い織り機」や「海図を編む」お仕事を用意。アーティストとお喋りしながら一緒に手を動かしたり、出来立ての商品をその場で購入できます。
THE FACTORYの魅力
●象の鼻テラスが丸ごと“工場”になる
普段は、アートスペースを兼ね備えたレストスペース(休憩所)として運営されている象の鼻テラス。この空間が、スローレーベルの商品をつくるための道具や材料で溢れた、スロー工場へと変身します。空間を構成する布や糸は、訪れた人々の手によって立派な商品に姿を変え、再び空間へと戻されます。会期のオープンからクローズまで、そんな本物の工場さながらの日々変わりゆく風景を楽しんでいただくことができます。
●実際の商品づくりに参加できる
スローレーベルのパートナーである福祉施設などで、実際に行っている商品づくり(お仕事)を体験できます。アーティストの自由な発想で開発された道具や製法を用いて、精巧な機械でも、熟練した職人の手でもつくることのできない、味わい深い一品に仕上げます。お仕事をした方には対価として、象の鼻カフェや商品購入に使用できるスローマネーをお支払いします。
●アーティストと一緒にものづくりができる
商品の開発をしたアーティストと、楽しくお喋りしながら一緒につくることができます。手を動かしながらするアーティストとの対話は、トークショーなどとはまた違った気づきや感動をもたらしてくれるでしょう。
*アーティストの来場スケジュールは別表でご確認ください。
●新商品をいち早くチェック&ゲットできる
アーティストや参加者がつくった出来立てほやほやの商品は、すぐに商品陳列棚に並びます。今回、新たに発表する新作はもちろんのこと、全て一点モノのスローレーベルならでは、ここでしか手に入れることのできない一品との出会いが待ってます。
THE FACTORY2の舞台は、海の見える「スローファブリック工場」!
今年度、「スローファブリック(織りと編み)」というテーマのもと、4組のアーティストが新商品の開発に取り組みました。地域や企業を巻き込み、対話を重ねながら収集される残糸や残布を主原料とし、アーティストが独自に開発した道具や製法を用いてつくる、新しい発想のファブリック製品です。今回のTHE FACTORY2では、このスローファブリックを中心としたお仕事を用意します。もちろん、織物や編物の経験をしたことの無い方でも楽しむことのできる内容です。お気軽にご参加ください!
ファクトリー稼働日とアーティスト来場スケジュール
*ファクトリー稼働日のお仕事メニューは下記リンクより「PERFECT GUIDE」をご覧下さい。
>>PERFECT GUIDE(pdf 3MB)
プログラムの運営情報は随時WEB、Facebookページで発信します。
>>http://www.facebook.com/zounohanaTRC
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アーティストによる新しい“織り”と“編み”
acco
ニットワークを中心に様々な素材と組み合わせ、オブジェ、アクセサリーなどをすべて作家の手により制作。日常にあるものをモチーフに、作家が見る世界を自身のかたちに置き換え、ものとして表現。ミュージアムショップやセレクトショップ等で作品を展開、またディスプレイ、ミュージックビデオの美術制作などを主な活動とする。
<<pick knit>>
編み棒を使わずに、ざっくり編んでつくる小物入れなどのシリーズ。ポロシャツの袖や襟に使われるリブニットの残布を使用し、その伸縮性の高さをいかして開発されたスローファブリック。
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のむらみちこ
古書を織って衣服に仕立てるなど、織り・編みを中心にテキスタイルの手法を用いて、モノに閉じ込められていた「時間」や「記憶」を、新しい形へと再構築していくことをテーマに制作している。第8回スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバルにて浅井隆賞を受賞。
<<the woven chart>>
廃棄された海図を織り、織物にする。海図は解体され、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)になり、交差を繰り返して、新しい海の模様を作り出す。海図はやがて、新しい海の模様とかたちを纏(まと)い、再生する。
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井上唯
“織”から始まった興味が、次第にそれをとりまく空間へ。糸が空気を孕みながら布となり、空間に溶け込んでいくこと。そして「何か」を存在させることで、それまで見えてこなかったものが想像さ れることのおもしろさ。繊維を主な素材とし、場の囁きが静かに浮かび上がってくるような働きかけをしたいと考えている。近年は、織物の“モノ”としての魅力を愉しむような活動にも取り組む。
<<まるイロまるイロ>>
様々なサイズの丸いオリジナル織り機を使って、いろいろな色と模様のまあるいファブリックが生まれる。ひとつでもうれしい。たくさん繋げてもたのしい。糸や素材が織り重なっていくことで、色とりどりの愉快な“おしゃべり”が聴こえてくる。
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whiteINQ
イタリア・ミラノを拠点に、ラタン編みの家具など温かみを感じる作品づくりを行う田原洋臣と、アメリカ、ヨーロッパでの長い海外経験を活かしグローバルな活動を行う剱持貴史が中心となって結成したデザイングループ。個々が行う普段のものづくりから少し離れ、お互いの経験、特性の相互作用によって、より自由で幅広いデザインワークを行うことを目指して活動している。
<<Paper City>>
ボードゲームのボードのように広げられた大きな地図をみんなで囲み、梱包などに使われる再生紙バンドでビルや家を編んで置いて行く。それらは、ペン立てやカード入れなど、参加者の自由な発想で編まれた小物入れ。楽しくみんなで街作りを楽しみながら、ものづくりを楽しむ。そんな二重の要素をもった新しい参加型ものづくりのプラットフォーム。
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*ボランティアスタッフ募集*
期間中、スローファブリック工場の運営をお手伝いしてくださる方を募集します!土日祝を中心に、受付や商品づくりのサポートなどをお願いします。みんなとものづくりするのが好きな方、スローレーベルやアートプロジェクトの企画や運営に興味のある方、是非、お待ちしています!一緒にスローな工場を盛り上げましょう!
応募方法:下記をご記入いただき、件名に「ファクトリーボランティア申込」と書いてメールにてご応募ください。
1)氏名、年齢、住所
2)ご連絡先(メールアドレスと日中ご連絡のつく電話番号)
3)所属(職業/学校名/主婦/フリーターなど)
4)参加可能日時
事前準備から参加できる方、大歓迎です!
応募条件:明るく元気な方。ものづくりが好きな方
申し込み先:こちら(担当者:横須賀)
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SLOW LABEL(スローレーベル)
大量生産では実現できない自由なものづくりを目指す、新しい試みです。
首都園の百貨店などで幅広い層から人気を集めている、全て一点モノの手づくり雑貨ブランド。国内外で活躍するアーティストやデザイナーと企業や福祉施設などを繋げ、特色を活かした新しいモノづくりとコトづくりに取り組んでいます。機械でつくるマスプロダクトでも、熟練した職人の手によるクラフトでもない、誰もが生産活動に楽しく参加でき、その手から生まれる個性や表情が味となる「マスクラフト」を得意としています。
PROJECT(企画開発):スパイラル/(株)ワコールアートセンター
PRODUCT(生産販売):アンダーザツリー株式会社
スローレーベルの参加型プログラム“SLOW FACTORY”
誰でも・楽しく・簡単にものづくりに参加できるオリジナルプログラム。大量生産・消費社会の中で失われつつある、「手でものを作る」「誰かと一緒に働く」という楽しさや喜びなど、人間が本能的に求める達成感や充実感を得られるプログラムとして定評があります。これまで、大小さまざまな規模のプログラムを、百貨店やイベント会場などで実施してきました。