横浜の象の鼻地区の歴史的背景を舞台に、新たな創造と発信を行う「文化交易」の拠点として、文化プログラムを展開する象の鼻テラスでは、この度「Atelier ZOU-NO-HANA　―こどものためのワークショップ―」を開催いたします。
本プログラムは、昨年行われた「第13回文化庁メディア芸術祭」でも話題になった作曲家、川瀬浩介や、五感を刺激する空間を制作するアーティスト、井上尚子など、様々なジャンルのアーティスト6名を講師に迎え、アーティストとのコミュニケーションを通して、子ども達が新しい創造性や視点を見つける事を目的として展開します。
会期中、象の鼻テラスでは、小学生～高校生を対象に定め、年齢に応じた異なるプログラムを提供することにより、子ども達の可能性が一層引き出され、日常ではできない体験や自身の手で作る喜びを味わえる場所を目指します。参加アーティスト達には、彼らの持つ才能や技術、知識を用い、子どもたちとワークショップを通して触れあうことで、「社会」と繋がるきっかけを提供します。
新緑の心地よい季節、アーティストと共に子ども達の創造力の芽を育みます。

【プログラム日程】
■Vol.1川瀬浩介（作曲家、美術家）
レクチャー：「全ては、出会いが生んだ出来事だった」
開催日：5月4日（火・祝）14:00〜17:00
対象：中学生～高校生　※大人も聴講できます
定員：20名～30名程度
詳細はこちら

【川瀬浩介　WORK INPROGRESS】
《LASTing Wave for 象の鼻テラス》

滞在制作期間：4月15日（木）～28日（水）　
※アーティスト滞在日の詳細はお問い合わせください。
完成作品公開期間：4月29日（木・祝）～5月23日（日）

参加アーティストの1人、川瀬浩介の作品《LASTing Wave for 象の鼻テラス》を展示します。
本作は、象の鼻テラスを運営するスパイラル／株式会社ワコールアートセンターが、毎年5月ゴールデンウィークに開催している、公募形式のアートイベント「SICF」において、2002年にグランプリを受賞。その後、国内数か所でも展示された光と音のインスタレーション《Long Autumn Sweet Thing》から発展しました。
今回川瀬は、象の鼻テラスに滞在し、その場所から得たインスピレーションを元に新たな楽曲を制作します。音楽と連動して明滅する光で鑑賞者を心象世界へと誘います。

■Vol.2 藤井志帆　ほか（陶芸家、彫刻家）
ワークショップ：「ねんどであそぶ－大きなふねと広いうみ－」
開催日：5月5日（水・祝）10:00〜16:00
対象；幼児～小学生
定員：15名程度
参加費：500円 ※保険料と材料費として(成果物はお持ち帰りいただけません）
詳細はこちら定員に達しましたので、お申し込みを締め切りました。

■Vol.3井上尚子（アーティスト）
ワークショップ：「くんくんすごろくウォーク」
開催日：5月15日（土）10:00〜17:00
対象：小学生、中学生
定員：30名程度　※小学校3年生以下は保護者同伴でご参加をお願いいたします。
参加費：500円　※保険料と材料費として
詳細はこちら

■Vol.4岩田とも子（アーティスト）
ワークショップ：「コラージュクラージュ～一歩一歩想像してみよう！～」
開催日：5月16日（日）13:00〜17:00
対象：小学生（低学年～中学年）
定員：20名程度
参加費：500円　※保険料と材料費として
詳細はこちら

写真
撮影：Katsuhiro Ichikawa
(C)スパイラル／株式会社ワコールアートセンター