「横浜ランデヴー プロジェクト」は、アーティストやクリエーターと、横浜市内の障害者施設や企業との出会いによってモノ作りを行うプロジェクトです。昨年始動した本プロジェクトは、現在19名のアーティストやクリエーターが参加、障害者施設や企業との商品開発や、町工場との協働など、多岐に渡ります。本展では、2年目を迎えた本プロジェクトの様々な取り組みを一挙にご紹介します。
障害者施設とのモノ作り
障害者施設とのモノ作りは、今年度、文化庁「文化芸術創造都市モデル事業」に選定され、11の障害者施設との協働によって、ステーショナリーからキッチン用品、インテリア雑貨、ペット用品まで、約20点の商品が誕生しました。会場では、新商品も含めた展示販売の他、製造過程も併せてご紹介します。会期中には障害者施設の方々による実演も行います。
企業との取り組み
・商品開発:船舶用ユニフォームメーカーと若手デザイナーによるオリジナルマリンルックのプロトタイプを展示します。
・アーティストインファクトリー:若手専門技術集団「心技隊」とアーティスト佐藤好彦、中村哲也との協働で生まれた2点の作品を展示します。
新たな協働
アーティストと障害者施設の協働に、ビーチサンダル専門店「げんべい」が参加し、オリジナルビーチサンダルを協働で開発。製造デモンストレーションと販売を行います。
※横浜ランデヴー プロジェクトとは?
「ランデヴー プロジェクト」とは、象の鼻テラスを運営するスパイラル/株式会社ワコールアートセンターが行う、モノづくりのプラットフォームです。「アートの実社会への応用」をコンセプトとして、専門性とノウハウを持つ企業と、創造性と批評性をもったアーティストやクリエーターとの「出会い」によりプロジェクトは進行します。
「ランデヴー プロジェクト」ウェブサイト http://www.rendezvous-project.com/
「横浜ランデヴー プロジェクト」では、横浜市を拠点とする企業とのコラボレーションによる商品開発の他、アート作品の制作、横浜市内の障害者施設の方々の熱意と工夫と笑顔によって、手作りのぬくもりを感じる商品開発が進んでいます。
【関連イベント】
■アーティストトーク
開催日時:2月28日(月) 19:00〜
ゲスト:acco(アーティスト)、so+ba(グラフィックデザイナー)、高橋信雅(アーティスト)、矢内原充志(有限会社スタジオニブロール代表取締役、ファッションデザイナー)、松田朋春(スパイラル/株式会社ワコールアートセンターチーフプランナー)
モデレーター:岡田勉(象の鼻テラスアートディレクター)
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■実演!横浜ランデヴー ファクトリー!
障害者施設の方々が、象の鼻テラスに出張。商品製作のデモンストレーションを行います。
3月1日(火)
NPO法人空[風のバード]
3月8日(火)
NPO法人中途障害者地域活動センター リワーク神奈川
3月10日(木)
NPO法人中途障害者地域活動センター とつかわかば
3月15日(火) ※中止いたします
横浜市地域作業所 わくわくわーく
3月17日(木) ※中止いたします
NPO法人活動ホームいずみ いずみ福祉作業所ゆう
3月22日(火) ※中止いたします
社会福祉法人ぐりーんろーど・小規模通所授産施設[トロワランド]
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■パネルディスカッション 宣言:「製造業の解放2011」~粉塵まみれの新たな現場で、クリエーターたちはなにをつくる?~
開催日時:3月26日(土) 13:00〜15:00 参加無料、申込不要
ゲスト:大坪正人(株式会社由紀精密常務取締役)、中村哲也(現代美術作家)、前川曜(工場デザイナー)、緑川賢司(株式会社ミナロ代表取締役)、岡田勉(象の鼻テラスアートディレクター)
協力・司会進行:産業Navi(財団法人神奈川県経営者福祉振興財団公益事業本部)
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【関連情報】
「横浜ランデヴー プロジェクト」の商品の一部は、下記の店舗でも取り扱っています。
■YCC SHOP 港ポーポ
横浜市中区本町6-50-1 営業時間 11:00〜19:00
■横浜美術館 ミュージアムショップ(3月20日まで)
横浜市西区みなとみらい3-4-1 営業時間 11:00〜18:00(木曜定休)
■あったかハート横浜良品館(WEBショップ)
http://www.rakuten.co.jp/yokogoo/
※NPO法人I Love つづきが地域の方々と共に運営しているWEBショップです。