ポート・ジャーニー・プロジェクト 横浜⇔サンディエゴ
パトリック・シールズ&ティム・シュヴァルツ展
「マリタイム クラフト 海をわたる不可思議なのりもの」
開催期間: | 2012年11月28日(水)〜2013年1月20日(日)*会期延長となりました |
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ワークインプログレス: | パトリック・シールズ 2012年11月23日(金)〜12月15日(水) ティム・シュヴァルツ 2012年11月25日(日)〜12月1日(土) |
主催: | 象の鼻テラス |
特別助成: | アメリカ合衆国大使館 |
協力: | The Periscope Project |
ポート・ジャーニー・プロジェクトの第2弾。サンディエゴと横浜をつなぎます。
リアルな作品制作にパトリック・シールズ、両都市をつなぐフィルムドキュメンテーションの組み込みと操作にティム・シュヴァルツというふたりの作家を迎え、サンディエゴと横浜を仮想的に行き来し、両都市の合間に自身が存在するかのごとく感じられる作品を提案します。
生命体のような愛着のあるかたち
3つの巨大なオブジェと小さなオブジェ
弾力があって軽く、水に耐性があり、とても丈夫。そのような特徴を備えた見たことのない物体が突如象の鼻テラスの建物をうめつくします。
小さいサイズ(約2.5m)のオブジェは、180度視野でのカメラが取り付けられて、外の様子をキャプチャするとともに、インターネットまたは小型コンピュータを通じて横浜とサンディエゴの両方で、物体が経てきた旅の様子が映し出されます。もうひとつの大きな3メートル大の青いオブジェにはその表面にプロジェクションを加えることで、もうひとつの都市について想いを馳せることができます。
建物を出て、まちを記録していくオブジェ
サンディエゴと横浜をつなぐ海にオブジェを浮かべ、流れ行く様子をドキュメントしていきます。
ここに生まれたオブジェは、飛行機や船などの人を乗せて海を渡る道具ではなく、仮想的に両都市をつなぎ人の思いや考えを運び、ネットワークによってつながれた世界の人々が追求すべき新しい時代の交流のあり方を象徴的に提示します。
アーティストプロフィール
■パトリック・シールズ/Patrick Shields
サンディエゴ在住。建築、グラフィックデザインを学び、国内外でデザイナーとしても活躍。現在は、サンディエゴにある芸術大学においてデザインコミュニケーション、成形加工などの分野で准教授として教鞭をとる。
■ティム・シュヴァルツ/Tim Schwartz
ロサンゼルスを拠点とする。IT技術と身体との関係性を追求する作品制作を行う。国内外で活躍し、最近ではサンディエゴ美術館やオランダのメディアアーツ専門の大学で展示や仕事を行う。